ご利用者の声
●利用会員 I・Y様からの寄稿
平成14年春ごろケアびーくるに入会してから、まったく外出できない私に代わって買い物や手続き代行などでワーカーの方に随分お世話になりました。
特にありがたかったのは、平成16年の6月から病院に入院していた母親が亡くなるまでの4年間、病院を座間、鎌倉、海老名と転々としましたが、そのたびに寝台車での移動と入退院の手続きをしていただきました。また、母の介護認定見直しの際には家族の代理としてケアびーくるのワーカーさんに立ち会っていただき、大変助かりました。母が亡くなった時は遺骨の引き取り、お寺への納骨もワーカーの方が代わって済ませてくださいました。私は体に痛みがあるためベットで横になって待っていましたが、葬儀でご住職様が話された若いころの母の様子などをワーカーさんから聞くことができ嬉しかったです。長男としての私の役目も私ひとりでは出来ないことばかりでしたので、無事終えることができ本当に助かりました。
家事全般でお世話になっているホームヘルパーさんが、年末年始は曜日の都合でかなり長期間おやすみなるため、ケアびーくるに年末の食料品の買い物をお願いしています。いつも買い物は主婦の目線で商品を選んでくれるのでありがたいです。このようにお盆や年末年始と、介護がお休みになる時もケアびーくるは稼働してくれて大変心強いです。体が不自由で一人暮らしの私を、これまで助けてくださったケアびーくるのワーカーの方たちに感謝しています。今後もケアびーくるを必要としている方たちの手足となって、貴い活動を末永く続けて下さるようにと応援しています。
●利用会員 M・S様からの寄稿
忘れもしません。平成12年4月8日のことでした。呼吸器の難病を患う夫が、自宅で呼吸困難に陥りました。土曜日の午後でしたが罹りつけの医師に電話したところ、すぐにタクシーを呼んで来院しなさいと言って下さいました。けれど、夫は来たタクシーにも自分で乗り込めない状況であったため、救急車を要請しました。隊員の敏捷な対応と総出で手当下さった病院の皆様のお蔭で事なきを得ました。ところが帰りの車がありません。タクシー代わりに救急車を使ってはいけないと隊の方に言われ、遠方に出かけていた娘たちを呼び出し、やっとの事で帰宅致しました。
待合室で車を待つ間、看護婦さんが「ご利用なさったら」と手渡してくれたのがケアびーくるの案内書コピーでした。次の日に電話すると早速訪ねて来て下さって、その場で入会しました。
あれから何回外出のお手伝いをしていただいたことでしょう。初めて公園へ連れ出して頂いて、帰宅したとき「楽しかった。楽しかった」と何回も繰り返す主人の顔付きがまるっきり違って見えました。
平成12年1月末、酸素ボンベ事故というアクシデントに逢い火傷を負ってから、外出もできず気力も失いかけていた主人が、今少しずつ「生きる」ことを前向きに考えるようになった気がします。一人であんな大きなリフト車に乗って、あちこち連れて行ってもらえるなんて贅沢だなぁと思いながら、送り出す日々です。
お忙しいケアびーくるの皆様に感謝し、お体を充分に大切にと心より願っております。
ワーカーの声
●サービス提供会員 庄司えり子
リフトカーを目の前にして、いつも乗っている自家用車とは全く長さも大きさも違い圧倒されました。緊張しないように自分に言い聞かせ、リフトカー運転の先輩メンバーから教わりながら試乗訓練をし、駐車場に戻った時には本当にほっとした気持ちと同時に自信が沸いてきました。
初めてのリフトカーデビューに乗って頂いたのはお馴染みの会員の方で、サービスを開始したころは痛みを和らげる注射の為の通院をされていました。その通院回数が増えてきた時、この会員の方にとって私達のしているサービスが本当にいいものなのか悩み、僭越ながらケアびーくるとしてのアドバイスでリハビリを開始して頂きました。私にはこの会員の方が週2回のリハビリで体の機能を落とさないよう頑張っている間も見守ることしかできませんが、少しでも楽に通院して頂くために、リフトカーの運転に臨んだのです。
『休日なのに悪いですね』と言われる会員の方の言葉に、役に立つ事があるのは私にも喜びであると実感しました。ケアびーくるでの沢山の人との出会い、本当にありがとう。